訪日外国人観光客は増加の一途をたどっており、日本政府観光局(JNTO)のデータによると、今年4月には390万8900人が来日し、月間での過去最高を記録するなど、この勢いは止まりません。この状況は、日本の飲食店、観光施設、宿泊施設にとって大きなビジネスチャンスです。
しかし、「頑張ってSNSで発信しているのに、外国人の集客に繋がらない」という課題を抱える事業者が少なくありません。その原因の一つは、外国人観光客が情報を得る方法を十分に理解していないことです。多くの外国人は、母国語で情報を発信するインフルエンサーや、自国で人気のSNSを主な情報源としています。それぞれのSNSの特徴を理解し、事業にあったSNSを選びましょう。
1.どのSNSを選ぶべきか?
インバウンド向けの集客ではSNS選びが重要です。代表的なSNSの特徴を整理すると次の通りです。
外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体


Instagramはビジュアルに特化したSNSで、「写真映え」「動画映え」が重視されます。観光地の美しい景色や料理の盛り付けなど、直感的に「行ってみたい」と思わせるコンテンツとの相性が非常に良いのが特徴です。
また、ハッシュタグ検索や位置情報検索から情報を探す旅行者も多く、店舗や施設の発見につながります。特に欧米や東南アジアの旅行者は旅先の参考としてInstagramを使う割合が高く、「旅行前の計画段階」で効果を発揮します。
Tiktok

TikTokは短尺動画を中心とするSNSで、爆発的な拡散力を持っています。若年層の利用率が特に高く、「気軽に見られる」「気づいたらシェアしてしまう」という行動が特徴的です。旅行や食体験の“瞬間の楽しさ”を表現するのに適しており、動画がヒットすると一気に認知が広がります。
例えば、ある飲食店の料理をユニークに紹介する10秒動画がバズれば、数百万回再生され、旅行計画中の若者層に強い影響を与える可能性があります。
YouTube

YouTubeは長尺の動画に適しているため、「体験を深く伝える」場として活用できます。宿泊施設のレビュー動画や、観光プランを実際に体験した動画は、旅行者にとって信頼度が高く、「滞在のイメージ」を持ってもらいやすいです。
また、Google検索との連動が強いため、情報収集段階で「○○ホテル 口コミ」「日本 温泉体験」といった検索から動画が見つかりやすく、欧米だけでなく、韓国や台湾、東南アジアなどで大きな影響力を持っています。

Facebookは世界的に幅広い世代に利用されており、家族層や中高年層へのリーチに強みがあります。旅行グループやコミュニティでの情報共有が盛んで、訪日前の計画段階で参考にされることも多いです。特に東南アジアや欧米市場では依然として大きな影響力を持つSNSです。
X(旧Twitter)

Xは「リアルタイム性」が強みで、イベントやキャンペーンの拡散に適しています。旅行者は現地での最新情報(営業時間・混雑状況・限定メニューなど)をチェックするのによく使います。特に北米や欧州では情報収集の場として利用されやすく、口コミが短時間で広がるのが特徴です。
小紅書(RED)

小紅書(RED)は中国市場で圧倒的な人気を誇るSNSです。特に20〜30代の女性層に強く支持されており、旅行や美容、ライフスタイルの参考として欠かせない存在になっています。中国人旅行者は訪日前に小紅書で情報を収集し旅行計画を立てます。
そのため、ここで話題になった飲食店や観光地は「訪日旅行の目的地」としてリストアップされることも珍しくありません。中国市場を狙う場合、最優先で取り組むべきSNSといえます。
中国本土で外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体

中国本土では普段日本でメジャーなSNSやWebサイトへの規制があるため、他の国とは異なり、独自のプラットフォームが利用されてます。中国人旅行者に向けた情報発信では、小紅書(RED)の存在感は圧倒的です。
当社では海外インフルエンサーマッチングサービス以外にも小紅書(RED)の運用代行を行っております。「でも自分たちでアカウントを運用するのはハードルが高い…」とお悩みの方はぜひご相談ください。ご興味がおありの方は、下記のページより詳細をご覧ください。
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rednote(小紅書) 運用代行
2.SNSだけではなく利用する旅行サイトも異なる

また、SNSではなく利用する旅行サイトも国によって異なります。日本で人気の旅行サイトにはANAやJALの旅行サイト、楽天トラベルなどがありますが英語圏ではトリップアドバイザーが圧倒的な人気を誇り、これは先ほど紹介したInstagramやYouTubeなどのSNS以上に英語圏では旅行時に利用されています。
トリップアドバイザーは日本でも展開しており、多くのホテル、飲食店が登録しています。英語圏からの旅行客の半数近くがトリップアドバイザーを見て旅行計画を立てるため、インバウンド対策に力を入れたいと考えている企業は登録してみることをおすすめします。アジア圏に関しては日本と同じようにその国独自のサイトが多く利用されており、中国ではCtrip、韓国ではNAVER、台湾ではBackpackersが主に利用されています。
3.まとめ
この記事では、訪日外国人観光客が情報を得る手段として、SNSやオンライン旅行サイトがどれほど重要かを解説しました。彼らは、私たち日本人が普段使っているのとは異なるプラットフォームを情報源としています。
大切なのは、単にSNSで発信するだけでなく、それぞれのSNSの特徴を理解し、ターゲットとなる国や地域の文化に合わせたアプローチをすることです。
Instagram、TikTok、YouTube、そして中国で絶大な影響力を持つ小紅書(RED)など、各プラットフォームの強みを活かし、適切なコンテンツを届けることが成功の鍵となります。
4.次なる一歩を踏み出すために
海外からの集客を成功させるためには、適切な情報発信と受け入れ体制の整備が欠かせません。
「どのSNSから始めたらいい?」「外国人インフルエンサーとの連携方法がわからない」「多言語対応ってどうすればいい?」
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